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緩和ケアチーム



緩和ケアとは

病気や治療に伴う身体の苦痛や心の様々な苦痛を和らげ、患者さんやご家族にとって可能な限り良好な生活の質(quality of life :QOL)を実現する医療です。
終末期だけでなく、癌と診断された時点から、主治医の先生と協力して病気や治療に伴うつらさを和らげる医療やケアを提供します。

緩和ケアチームとは

当院では2011年5月よりがん患者さんとそのご家族をサポートするための診療科として「緩和ケア内科」を設立しました。
緩和ケア内科では外来診察を行い、当院に通院している患者さんとそのご家族を対象に診療を行っております。

当院に入院中の患者さんに対しては「緩和ケアチーム」という多職種チームで診療をします。
チームメンバーは緩和ケア医師・精神科医・看護師(緩和ケア認定看護師)・薬剤師(緩和薬物療法認定薬剤師)・栄養士で構成されており、その他にもリンパ浮腫療法士・リハビリテーション科等の各診療科と連携して、患者さんやご家族を支援します。

活動内容

緩和ケア内科や緩和ケアチームの介入は、主治医や担当看護師が緩和ケアチームのサポートが必要だと判断した時に、主治医から緩和ケア内科・緩和ケアチームへ依頼が出されます。
がん治療中で緩和ケアについてご興味がある方や身体的・精神的なつらさを抱えている方は主治医の先生や看護師に緩和ケアサポートを受けたい旨をお伝えください。

「緩和ケア内科外来」は予約制の専門外来となっております。当院で通院がん治療をされている方のつらい症状を緩和します。

入院中の患者さんに対しては「緩和ケアチーム」が毎日ベッドサイドまで伺い、苦痛が早期に緩和されるよう主治医や担当看護師と相談の上で薬剤調整やケアを行います。また、週に一度、緩和ケアチームのメンバーでカンファレンスと回診を行って、より良い医療を提供するよう努めております。

緩和ケアチームメンバー

医師

緩和ケア医療をがん治療と並行して行うことで、より長く楽にがん治療を続ける事が出来るようになります。
多職種からなるメンバーがそれぞれの専門性を生かして患者さんのお手伝いをいたしますので、主治医の先生や担当看護師にお気軽にご相談ください。

看護師

緩和ケアチームは、主治医と共に患者さんお一人お一人が住み慣れた場所で穏やかに過ごせるようお手伝いさせていただきます。
緩和ケアは人生最期のためだけの医療ではありません。
病気と診断された時から、患者さんとそのご家族が持つ苦痛や苦悩に寄添い、専門的な知識と技術を活かしてつらさを和らげ、その人らしく生きていくためのサポートをさせていただきます。いつでもご相談ください。

薬剤師

「痛い」「吐き気がつらい」「眠れない」など、緩和ケアチームで診療する多くの症状で、薬は中心的な役割を果たします。
薬の効果、副作用は、患者さん個々の体の大きさ、腎臓・肝臓の機能、併用する薬などによって、様々な影響を受けます。
我々、薬剤師はこれらの情報を的確に把握、またチームメンバーと共有し、患者さん個々にあった最適な薬物療法を提供できるようにサポートさせて頂きます。

管理栄養士

治療により食欲不振や味覚障害、口内炎、消化器症状などを伴うことが多く、症状に応じた食事での工夫が必要となります。
「食べること」は、楽しみの一つであるため、患者さん一人ひとりに寄り添いながら、症状や希望に応じた食事内容の調整を行い、「食べること」の楽しさや喜びを感じてもらえるようサポートさせて頂きます。

「緩和ケアチーム」サポートまでの流れ