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摂食嚥下チーム



摂食嚥下障害とは

「食物を認識し口に運び、口の中で噛み砕き、唾液と混ぜて飲みこみやすい形態にして飲み込み、胃まで送り込む」この一連の流れを摂食嚥下といいます。
食事の量が減った、最近よくむせる、食べ物が飲み込みづらいなどの症状は摂食嚥下障害のサインです。
摂食嚥下にはたくさんの神経と筋肉がかかわっています。疾患にかかわらず、加齢による身体的変化でも起こります。

摂食嚥下チームとは

口から食べることは、生命維持のためだけではなく、喜びや満足感につながります。
摂食嚥下障害は低栄養や体力・筋力・免疫低下などの悪循環に陥り誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
「安全に口から食べる」ために必要な、栄養方法の選択、環境調整、嚥下訓練などについて多職種で介入します。

摂食嚥下チームメンバー

医師

加齢により様々な機能の低下がおこり、健康な状態から虚弱な状態へと変化していくことは避けられないことだと思いますが、この“虚弱”な状態のことをフレイルという概念で提唱されるようになっております。
嚥下機能の低下は、歯科口腔機能の低下に伴う“オーラルフレイル”という状態になりますが、身体的な衰えのみならず、社会的なフレイルにもつながるといわれており、歯科口腔機能を維持していくことや機能を向上させる取り組みは大変重要であると考えられております。
摂食嚥下チームという形でチームとして取り組んでいくことは新しい試みですが、とても大切なことと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

看護師

食事の場面のみならず、一日の中で患者さん生活リズムに合わせた誤嚥や窒息予防、「安全に口から食べる」ための環境調整や口腔ケア方法などについて、各病棟のリンクナースと連携しています。また、患者さんと接する時間が一番長い存在であるとして、患者さんや家族の気持ちを尊重し、多職種における調整役として情報共有しています。

言語聴覚士

急性期には嚥下障害を発症するケースは多く、嚥下機能改善を目的とした訓練や代償嚥下法の検討及びポジショニング等の助言を行っております。
他職種と連携し、チーム体制を組むことで、より早く安全に経口摂取が出来るように努めています。

活動内容

嚥下機能低下や誤嚥予防につながる口腔ケア、嚥下機能評価や画像診断の結果に基づき、患者さんひとりひとり適した嚥下調整食の選択など、口から食べる可能性について積極的に取り組んでいます。
入院中の患者さんは、毎日の嚥下訓練やリハビリ、食事介助、食事中の注意点の指導などを中心に定期的にラウンドをしています。
外来の患者さんの摂食嚥下に関するお悩みにも対応できるよう、調整していきたいと考えています。